なぜ売れる?ASUS VG245HE-Jをガチレビュー。もったいない。

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なぜ売れる?ASUS VG245HE-Jをガチレビュー。もったいない。モニター
きにねこ
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ASUS VG245HE-Jって買って大丈夫?おすすめ?評判は?と、買おうか見送るか悩んでいる人は多い。Amazonモニター売れ筋ランキングを見ると、ASUS VG245HE-Jは結構売れてるらしいけど、なんで売れているのか?その理由を調査しました。結論から言うと、個人的にオススメしない。ちょっとお金がもったいない。と感じてしまうものの、「安い」という点が評価され売れている。この辺り、リアルな評判も見つつ、詳しく紹介していきたいと思います。では早速!

Amazon限定 ゲーミングモニター ASUS VG245HE-J

画面サイズ 24.5インチモニターアーム対応
用途ゲーミングVESAマウント100mm×100mm
応答速度0.6msスピーカー2W×2
リフレッシュレート75Hzモニター重量
(スタンド有り)
4.7kg
接続端子HDMI (v1.4)x 2
D-Subx 1
ヘッドフォンジャック
モニター重量
(スタンド無し)
2.88kg

アナログ端子のVGA(D-Sub)から、デジタル端子のHDMIと幅広い機器との接続が得意。

表示色も1670万色、解像度も1920×1080(フルHD)と十分な為、ゲーミングだけでなく動画鑑賞といった普段使いでも活躍。スピーカーも内蔵しているため音が出ない。というトラブルとは無縁。

応答速度は0.6msとめっちゃ早いため、残像はほぼ無し。FPSでは正確に他プレイヤーの位置が補足できるし、レースゲームでも走行環境に合わせた正確な操作が可能。

そして値段が安い。この辺りが評価され、購入者も多く見かけます。

よくメリットとして言われている点をまとめると次の通り。

  1. 入力から反応の遅延が無い。応答速度がやっぱり早い。
  2. 残像感が無いので敵が認識しやすい。
  3. PS5はもちろん、PS4やswitchでも活躍
  4. IPSパネルを採用しているから画質が綺麗
  5. コントラストを調整するASCRテクノロジーで、暗所の敵もはっきり視認
  6. 値段が2万円前後と安い。スピーカーもついている。
  7. モニタアームにも対応している。
  8. HDMIだけでなく、D-Sub端子もついてるから古い機器との接続もOK
きにねこ
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いやまぁ、こうしてメリットを挙げると決して悪いモニターではないと分かる。だけど、、だけど私はVG245HE-Jは買わない。オススメしない。ワングレード上のASUSモニターを購入するか、他メーカーのモニターをおすすめちゃう。この辺り詳細行ってみましょう。

リフレッシュレート75Hzが非常にもったいない。

VG245HE-Jはリフレッシュレートが75Hzとゲーミングモニターの中ではかなり低い部類。

リフレッシュレートはモニターが1秒間に何回、新しい画像を描写できるかを表すスペック。75Hzなら1秒間に75枚の画像が表示されるということになります。当然、値が大きくなればなるほど、映像が飛ばずに滑らかな動きが再現できる。

逆にリフレッシュレートが低いと、映像が飛び飛びになってします。

リフレッシュレートと映像の飛び具合を体感するのに、分かり易い例えはパラパラ漫画。(下記参考34秒のパラパラ漫画)

卵が転がって出てきたと思えば、ヒビが入り、ヒナが顔を出し、走り、空に飛び立つ映像です。

もし、この動画のリフレッシュレートが低いと映像が飛び、「卵が転がって出てきたと思えば、ヒビが入り、ヒナが顔を出し、走り、空に飛び立つ映像になります。」

実際には転がったり、ヒビが入ったり、走ったりしているのに、そのコマが一瞬すぎて描写できない。少し極端な例ではあるものの、リフレッシュレートが低いと、このように映像が飛びます。

この映像が飛ぶ、という現象は0.1秒を争うようなゲームではかなり重要。

例えば「FPSゲーム中、敵に遭遇。敵はジャンプでこちらの弾を避けようとする。」高リフレッシュレートならジャンプで敵の位置が上がっていく動き、下がっていく動きに合わせて照準を合わせ撃てます。

低リフレッシュレートだと、遭遇した次の瞬間、敵は大きくジャンプ済み→そして着地。と途中の動作が抜けます。当然、ジャンプ済みを確認し、照準を上に移動するものの動作はワンテンポ遅れます。これは残念。

きにねこ
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2021年夏以降に発売のゲーミングモニターの多くはリフレッシュレート165Hz。これからは165Hzが主流になっていくことを踏まえると、VG245HE-Jの75Hzはスペックが低い。1秒間に165枚の画像が表示されるのと、75枚の画像では全く違う映像になります。

VG245HE-Jの応答速度0.6msが生かしきれてないのでは?

VG245HE-Jの応答速度は最速0.6ms。ゲーミングモニターの部類でもハイスペック水準。

応答速度は、モニターの色の移り変わり速度を示す。応答速度が遅いと色がじわりと変わるため、残像感やブレを感じたり、映像がぼやけて感じたりします。

Aという画像からBという画像への移り変わりスピードが早ければ、B画像が表示された際、A画像は完全に消滅。スピードが遅ければB画像内にぼんやりA画像が残る。はっきりとした画像を描写するには応答速度が非常に重要。

標準的なビジネスモニター、一般家庭用のモニターは5ms~15ms。そう考えると0.6msのVG245HE-Jの応答速度は優秀。ただしリフレッシュレートが低い為に、性能を生かし切れていないのでは?と疑問を感じる。

確かに、応答速度が速いから残像感は無し。といっても、そもそも1秒間に表示される画像数が75枚と少ないから、そんなに早い応答速度いらなくない?というのが個人的な感想。

もし、1秒間に165回映像を切り替えるモニター(リフレッシュレート)であれば、切り替える回数が多いために、それなりの応答速度が求められます。切り替える回数が多ければ多いほど、応答速度は重要。

逆に言えば、切り替える回数が少ないのだから、応答速度が多少遅くとも、残像感は感じにくい。

きにねこ
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VG245HE-Jはせっかく応答速度0.6msと早いのにリフレッシュレートが低い。もったいない。

VG245HE-Jの代替えゲーミングモニター

そこで私は応答速度とリフレッシュレートのバランスが取れたゲーミングモニターをオススメしたい。例えばASUS製ならワングレード上のVG258QR-J。

【Amazon.co.jp限定】ASUS ゲーミングモニター VG258QR-J 24.5インチ/フル

応答速度は0.5ms、肝心のリフレッシュレートは165Hz。当然ながらVG245HE-Jと比べると、スペックが良い分5千円前後高い。

それでも中途半端なスペックで満足するのではなく、5千円追加してしっかりと良いモニターを購入すべきだと提案します。値段が5千円高くなることに抵抗のある人は1日あたりいくらなのか?考えてみて欲しい。

仮に購入したモニターを5年間使うとしよう。5年×365日=1,825日。5,000円÷1,825日は2.7円。1日あたりたったの2.7円。

電気代以下の2.7円で1秒間に75回表示できるモニターではなく、1秒間に165回表示できるモニターでゲームプレイできる。5千円の価格差は、そう高いものではありません。

当然、画質やスペックはVG245HE-Jの上位互換。期待して良い。

きにねこ
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↑ 画面左のASUS VG258QR-Jは比較してもやっぱり綺麗ですよね。

ASUS VG245HE-J レビューまとめ

画面サイズ 24.5インチモニターアーム対応
用途ゲーミングVESAマウント100mm×100mm
応答速度0.6msスピーカー2W×2
リフレッシュレート75Hzモニター重量
(スタンド有り)
4.7kg
接続端子HDMI (v1.4)x 2
D-Subx 1
ヘッドフォンジャック
モニター重量
(スタンド無し)
2.88kg

悪いモニターではない。

だけどもったいなさすぎる。

せっかくならリフレッシュレート165Hzのモニターを買うべき。

最大の候補はVG258QR-J。絶対こっちのがオススメ。

【Amazon.co.jp限定】ASUS ゲーミングモニター VG258QR-J 24.5インチ/フル

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