1MOREがハイレゾ有線イヤホン”1MORE ペンタドライバー P50″の販売を開始しました。音を聞いてみて驚愕。原曲の良さを強く引き立てる非常に優秀なイヤホンでした。さすが資本金40億超え、世界的音響メーカーが作る製品なだけあって、性能は抜群でしたにゃ。普通のイヤホンと何が違うのか?詳しく紹介していく!
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すぐに分かるペンタドライバーP50のレビュー総評まとめ
正直、市販されているイヤホンの多くは、”イヤホンの得手、不得手”で原曲が少なからず変化しています。結果、すべての曲がやや低音に偏ったり、高音に偏ったりと、原曲の雰囲気が歪む。ある種、イヤホンが得意な再生領域に原曲の方が最適化されてしまっているイメージ。
対して、1MORE ペンタドライバーP50は原曲の癖、音域のバランスを全く損なわない。
むしろ、原曲の良さを、さらに強く引き立てる圧倒的再現度を持つ有線イヤホンという評価。
ポップな曲はよりポップに、ビブラートが繊細な曲は声の揺れがより感じられ、ロックやラップはがつんとした”こぶし”、”しゃくり”が感じられるハートに響く低音さが際立つ。
今まで何度も聞いてきた曲なのに、ペンタドライバーP50で聴き直すとまるで雰囲気が違う。「あぁそうだった。本来はこんな曲だったよね」と、しみじみしちゃいました。それほど、原曲通りに、原曲の良さを引きたてるイヤホンでしたにゃ。
ペンタドライバー P50を開発した1MOREとは?
ペンタドライバー P50を開発した1MOREは世界的な音響機器メーカー
どんな会社なのかな?と過去に調べたことがあるのですが、ひと言で言うと”神”
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上記記事より、少し1MOREについて紹介するとこんな感じ。
項目 | 内容 |
---|---|
英語名 | 1MORE INTERNATIONAL LIMITED |
設立 | 2013年10月25日 |
資本金 | 日本円換算:約42億7,500万円(記事執筆時点) |
会社紹介 | 音響研究開発、設計、主要部品の製造およびソフト・ハードウェア開発 Xiaomi、Huawei、Asus、OPPO、Alibabaなどの 国際的なトップブランドの顧客を持つ。 グラミー賞を4度受賞したレコーディングアーティストLuca Bignardiをはじめ、 電気音響のプロフェッショナルと協力しての製品開発 設立からわずか6年でiF、レッドドット、G-MarKなどの34の国際デザイン賞を受賞 世界60か国に販売チャネル、米国、英国、中国に支店を持つ世界的音響機器メーカー |
保有技術 | ナノマテリアルスピーカーユニット、超薄型スピーカーユニット、 新振動板素材、デジタルアクティブノイズコントロール技術、 マイクアレイ、インテリジェント聴覚保護と等応答補償技術開発、 人体頭部音響伝達関数の高速モデリングなど |
公式サイト | https://global.1more.com/(英語) Twitter(日本公式) |
1MOREは資本金40億円超えの大企業。世界的にも有名なメーカーと取引もあるグローバルメーカー
世界各国に支店、販売チャネルも持ち、世界三大デザイン賞も全て受賞。
1MORE独自の特許や技術を多数保有。社長もiPhoneの製造など行うあのFoxconnにて特別補佐兼副部長を務めるなど経歴も凄い。
詳細はこちら:【信頼できる?】中国の1MOREという会社の評判を徹底調査した件!
おまけに、1MOREが手掛けてきたイヤホンはどれも評判がめちゃくちゃ良い。
ポタフェス 1MORE編
— マサユキ a.k.a. 犬神 (@inugami_goddog) July 16, 2016
低価格高音質イヤホンとして定着しつつある1MORE。
最上位のハイブリッド機E1001を試聴。
良いね。1.5万円以下とは信じがたい。安すぎるでしょ。
安価で高機能なメーカーとして今後も期待したい。
1MOREのイヤホンがすげぇ良いって最近ひそかに話題ってのは聞いたことある
— ぴのわ (@pinowa3) July 5, 2016
前から気になっていた1MORE iBFreeを購入。
— おさだみつひろ (@mitsuhiro_osada) August 25, 2018
新型になってaptxが無くなっちゃったんだけど、sbcでもちゃんと良い音で聞こえて、さすがイヤホンメーカーだなと思った。 pic.twitter.com/9atokxpTkr
1moreのE1026BT-I。これで1moreのイヤホンは5個目。やっぱaptx対応してるのは音良いね。 pic.twitter.com/XqpNTouvrB
— K-L-M (@klmycyc) May 24, 2019
1more(Xiaomi)のイヤホンも実は値段の割に品質が良いです。
— E宮/ニートだめライフ (@m50821757) February 1, 2021
ただイヤホン整理したいから父親に一本プレゼントしました。
私を含め1MOREのファンは非常に多い。買って失敗しない数少ない優良メーカーにゃ。
1MORE ペンタドライバー P50の見た目、開封紹介
ペンタドライバー P50は外箱のデザインから一級品。
開封する前からワクワクを感じさせる。
大事に封蝋されているような留め具を外すと登場”ペンタドライバーP50″
開発者の思いを込め詰めた裏面デザインも秀逸
内容物は5点
- ペンタドライバーP50本体
- 8種類のイヤーピース
- 収納ポーチ
- 3.5㎜ ー USB-C変換アダプター
- 取扱説明書類
持ち運び用の収納ポーチ、イヤホンジャックが付いていないスマホでも聞けるよう変換アダプターが付いてくるのは嬉しい。
イヤホン本体は”夜空に輝く星を連想させる”装飾が施されています。
角度を変えるごとに煌めくおしゃれデザイン
イヤホン本体とケーブル部は取り外し可能なMMCXインターフェース仕様
純正のケーブルは信号ロスが非常に少ない”銀メッキ無酸素銅ケーブル”を採用。一般的な銅メッキケーブルと比べ、「高域のきらびやかさ」が例を見ないほどに強まるという特徴も併せ持つ。
ペンタドライバーP50のハイブリット構造、チューニング仕様との相性が良いため、純性ケーブルをそのまま使い続けるのをオススメしたいものの、リケーブルしてケーブル素材の違いによる音の変化を楽しみたいニーズも叶えられる。
R側にはマイク搭載の操作リモコンが付いています。
3ボタン式を採用しており、上下ボタンで音量調整。
真ん中のボタンでは再生/一時停止、曲送り、戻し操作が可能。
マイクも贅沢にMEMSマイクを内蔵。
従来のECMと比較し、高音質、省電力、電気的ノイズに非常に強い。1対1の通話はもちろん、1対多のWeb会議でもクリアな音声を届けられる。
イヤホン本体の装着感も非常に良し。
10年以上のイヤホン製造実績、多数の外耳道モデルのサンプリングもあって、フィット感は非常に良し。イヤホン本体の形状のぴったり感はもちろん、耳掛けケーブルの形状と程よい柔らかさが絶妙。
有線タイプのイヤホンあるあるの”ケーブルが動く都度、耳掛け部がひっぱられる”なんてことは無し。程よく耳掛け部のケーブルが伸縮?して、イヤホン本体に余計な負担がかからない。
安心してイヤホンを付けたまま作業、軽い運動もできちゃう。
サイズや質感の異なる交換用イヤホンピースも合計8種類。
個人に合わせた最適なサイズを選ぶことで、物理的にノイズを最大-28dB除去。ワイヤレスイヤホンあるあるの”音が変化してしまうアクティブノイズキャンセリング(ANC)”ではないため、音質を変化させることなく外音をシャットアウト可能。
一般的なシリコン製イヤーピースだけでなく、スポンジのような低反発フォーム製イヤーピースも付属。形を変え、外耳穴に完全フィットするため消音力は抜群。イヤホンからの音抜けも無くなり、低音もストレートに鼓膜に届く。
通常のシリコン製イヤーピースと比べ、低反発フォーム製イヤーピースは装着時の圧迫感がやや強い。好みが分かれる装着感ではあるものの、音の楽しみ方、届き方がひと味変わるため、ぜひ体験して欲しい。
1MORE ペンタドライバー P50の音質の特徴とは?
ペンタドライバーP50の最大の特徴は
「ダイヤモンドライクダイナミックコイル+4平面振動板ユニット」の5ユニット音響構造
絶妙なハイブリット構造と最強のチューニング
特許取得済みのダイヤモンドライクダイナミックコイル
ダイヤモンドのような音質を実現する複合振動板を採用。波打つような音場感で快適でバランスのとれたリスニング体験を実現
特許取得済みのマイクロ平面振動版ユニット
4つの自社開発特許平面振動板駆動ユニットにより高域拡張域は40kHz。細かなディティールも見逃さず、よりリアルでダイナミックなリスニング体験を提供
ペンタドライバーP50はパワフルな低音再生を得意とするダイナミック型×クリアで明瞭、高音再生を得意とするバランスドアーマーチュア型のハイブリッド構造。ハイブリッド型のイヤホンの中でも、小さな躯体に贅沢に5つものユニットを搭載した贅沢なモデルにゃ。
通信性能の都合上、Bluetooth方式のワイヤレスイヤホンは高域限度は~20kHzに限定されてしまう。対してペンタドライバーP50は~40kHzまで対応。有線イヤホンならでは優位な点を最大まで生かす構造です。
ユニットが多くなるにつれ、各ユニットのチューニング(制御)が難しくなるものの、チューニングはグラミー賞受賞のサウンドレコーディスト巨匠”ルカ・ビルナディ氏”が監修。
各ユニットの得意分野を損なわず、共存し合えるバランスの取れたチューニングが施されています。
冒頭でも紹介した”原曲の良さを、さらに強く引き立てる圧倒的再現度を持つ有線イヤホン“という評価はこの辺りから来ています。
あの頃の感動をもう一度
ユニットを多く詰め込んだだけのイヤホンはイヤホンが得意な再生領域に原曲の方が最適化されてしまうものが多い。どの曲を聴いても、低音の音圧、高音の音圧が一定領域に留まっているため、曲の雰囲気が均一化されてしまっている。
対して1MORE ペンタドライバーP50は原曲本来の雰囲気にイヤホン構造、チューニングが影響を与えることは無し。むしろ原曲本来の良さを強く引き立てる圧倒的再現度を持つ有線イヤホンに仕上がっています。
好きな音楽を何回も聞いてると最初に聞いた時の”しびれるような感動”が薄れてしまいますよね。そんな時はぜひペンタドライバーP50で聴き直してみて欲しい。初めてその曲に出会った時のような感動&臨場体験をもう一度思い出すことができるにゃ。
1MORE ペンタドライバー P50レビューまとめ
モデル名 | PENTA DRIVER P50 |
ドライバー | ダイヤモンドライクダイナミックコイル×1 平面振動板ユニット×4 |
イヤホンタイプ | ハイレゾ対応インナーイヤー型 |
周波数帯域 | 20-40,000Hz |
インピーダンス | 32Ω |
イヤホン感度 | 105dB |
マイク・コントロール | MEMSマイク・3ボタンリモコン |
ケーブル | MMCM・銀メッキ無酸素銅ケーブル(1.25m) |
製品重量(ケーブル込) | 21g |
- 中国超大手の音響機器メーカー 1MORE製
巨匠による神チューニング済み5ドライバー内蔵。ハイブリッド構造のハイレゾイヤホン - 初めてその曲に出会った時の感動をもう一度
原曲本来の良さを強く引き立てる圧倒的再現度を持つ有線イヤホン - 信号ロスが非常に少ない”銀メッキ無酸素銅ケーブル”
銅メッキケーブルでは感じることのできない「高域のきらびやかさ」 - 素材の異なる2種類のイヤーピース。物理的にノイズを最大-28dB除去
ANCと比べ音質を変化させずに外音除去。素材による音の届き方の違いも楽しめる
有線イヤホン史上の最上位モデル「1MORE ペンタドライバーP50」
こんな次元の高いイヤホンが存在するんだと勉強になりました。ほんと誇張無しに”初めてその曲に出会った時の感動”をもう一度味わうことができましたにゃ。上位モデルイヤホンということもあり値段はそこそこ。入手できる余裕があれば、ぜひあなたにも私と同じ体験をして欲しいと思いますにゃ。
今回レビューしたイヤホンは1MORE ペンタドライバー P50