防犯カメラを取り付けたんだけど、なんだか電波が弱いみたい。防犯カメラを取り付けようと思ってるんだけど、WiFi親機から離れすぎてる。どうすれば良いのだろう?そんな悩みが解決できるよう、防犯カメラの無線(WiFi)距離を伸ばす方法を徹底解説するにゃ。では早速!
私が使っている防犯カメラ関連記事
【日本製】塚本無線のソーラー防犯カメラ「たいよう君」の性能、設置レビュー!
【動画有】塚本無線のゴマちゃん2Plusの性能レビュー!設置の様子、口コミも紹介!
【動画有】塚本無線のみてるちゃん3Plusの性能レビュー!設置の様子、口コミも紹介!
予備知識 防犯カメラと無線の仕組みについて
解決方法の前に“無線距離を伸ばす上で知っておいて欲しい無線の知識”についてサラリと解説したい。
防犯カメラの無線は主に2.4GHzの周波数を使っている
WiFiは5GHzと2.4GHzの2種類の周波数を使っています。スマホやゲーム機、パソコンは用途や状況に応じて、5GHzの周波数を使ったり、2.4GHzの周波数を使ったりしているものの、一般的な防犯カメラは2.4GHzの周波数しか使いません。
WiFi通信帯域 | 周波数の特徴 |
---|---|
5GHz | WiFi専用の周波数帯。最大で6.9Gbpsの高速通信が可能。 ただし、障害物に弱く、遠方まで電波を届けるのが苦手 |
2.4GHz | 電波が遠方まで届きやすい。ただし通信速度は最大でも300Mbps。 壁や床といった障害物に強いため庭先まで電波を届けることが可能。 |
2.4GHzの周波数帯は電波が遠くまで届く。だから防犯カメラは2.4GHzの周波数帯を使って通信するよう作られているにゃ。
2.4GHzの周波数が届く距離は?
目安として2.4GHzの周波数は屋内で25m、屋外で50mほどの通信距離を持っています。
もっとも、これはあくまで理想的条件下での話であって、実際の条件としては 2.4GHz 帯で屋内(非見通し環境) 25m くらい、屋外(見通し環境) 50m くらい、5GHz 帯はおおむねその半分くらいが速度性能を維持できる目安と考えれば良いでしょう。
無線 LAN はどのくらい飛ぶのか
ただし、2.4GHzの周波数帯は各種家電製品、Bluetoothといった通信でも使われている帯域。このため、マンションや住宅街といった混雑した環境では、無線も混雑し、通信距離が短くなってしまいます。
WiFi親機からそんなに遠くないのに、防犯カメラの接続状況が悪い。という時は自宅周りの環境のせいかもしれないにゃ。
性能の良いWiFi親機に買い替えれば無線距離は伸びる?
残念ながら、WiFi親機を買い替えるぐらいでは無線距離を伸ばすことは難しい。
というのも、WiFi親機の出力上限は10mWと電波法で取り決められているため、高出力のWiFi親機は日本で販売することが許されていません。
基本的にどのWiFi親機でも、通信距離は同じ。中にはアンテナの本数を増やすことで、いろんな方向に無線を飛ばしたり、2.4GHzと5GHzと組み合わせたメッシュ通信により、通信の安定性を確保したモデルもありますが、通信が届く距離内での通信が安定するだけであり、通信距離が飛躍的に伸びることはありません。
WiFi親機を買い替えるだけでは無線の通信距離は伸びません。他の解決手段を考えると良し。
防犯カメラの無線距離を伸ばす方法は2つ
では、どうすれば防犯カメラの無線距離が伸ばせるのか?方法は2つあります。
- WiFi中継器を使って無線距離を伸ばす
- コンセントLAN(PLCアダプター)を利用する
WiFi中継器を使って無線距離を伸ばす
一番簡単な方法はWiFi中継器を購入するというもの。弱くなったWiFi親機の電波を、中継器で増幅し直し、防犯カメラへ届けるというもの。
例えば家の北側にWiFi親機があり、屋外南側の駐車場に防犯カメラを設置している。こんな時は家の南側の壁際に中継器を設置すれば、防犯カメラの通信が安定させることが可能。使う中継器はこちら。
- Amazonの口コミ件数1000件以上、定番の2.4GHz専用の中継器!
- 5GHz通信を使わないから、防犯カメラとちゃんと繋がる。まさに防犯カメラ用の中継器
- 家庭用コンセントに差すだけでOK。後はWPSボタンで簡単接続。中継器をさらに中継するといった、2台以上を使った通信距離の延長も可能
中継器には家庭用コンセントに繋ぐタイプのもの、LANケーブルを差し込んで使うものなど様々な種類があり、正直、選ぶのにとても苦労します。そこで、2.4GHzの周波数を使う防犯カメラに最適な中継器を選ぶと絶対にコレ。他の中継器を自分で探して購入したい場合、ほんとうに注意して探してほしい。
中継器を買うときに絶対に注意してほしいのが、5GHzの周波数を使う、デュアルバンド同時接続方式採用の中継器を選ばないこと。もし、5GHzの周波数を使う、デュアルバンド同時接続方式を採用した中継器を買ってしまうと、防犯カメラと接続できないというトラブルが発生することも。
5GHzは2.4GHzと比べ通信速度が速い。このため、デュアルバンド同時接続方式を採用した中継器はユーザーのために良かれと思って、WiFi親機が発信する2.4GHz周波数を、5GHz周波数に変換し、中継するものがあります。防犯カメラは2.4GHzを使うのに・・・。
この中継器はどのような接続方式なのか?ちゃんと2.4GHzの周波数を延長してくれるのか?などなどの見分け方は素人にはかなり難しい内容なので、困ったら↑の中継器を選ぶのが無難。中継器と壁越しでも最低でも20m~40m近くWiFi距離を伸ばせちゃう。
コンセントLAN(PLCアダプター)を利用する
コンセントLAN(PLCアダプター)を使えば、電気配線を使ってインターネットができるようになり、屋内・屋外問わず好きな場所に簡単にLANポートを増設できます。
電気配線を使ってインターネットができるようになれば、
- 屋外の電源コンセントをLANポート化し、有線で防犯カメラと接続する。
- 屋外の電源コンセントに、延長コードを差し、離れの家や小屋に延長コードを引き込み、そこにWiFi親機を設置する。
などなど、無限大の解決方法が取れます。
コンセントLAN(PLC)ってどういうもの?という人はこちらの動画が分かりやすい。
このようにコンセントLAN(PLCアダプター)を使えば、既にある電気配線をLANケーブルとして使えます。屋外にある電気配線もLANケーブル化できるため、中継器だと中継できないほど距離がある場所でも、無線距離を伸ばせちゃう。
Amazonで人気のPLCアダプターはこちら。
- 壁に穴を開けることなく、LANポートを増設できるPLCアダプター2台セット
- 1つのPLCアダプターはWiFi親機と有線接続しコントセントに差す。あと1つはLANポートを増設したいコンセントに差すだけ。買って5分でセットアップ完了。すぐに、簡単に使える。
中継器だと延長しきれそうにないほど、防犯カメラと距離がある場合、PLCアダプターを使って解決しましょう。
防犯カメラの無線(WiFi)距離を伸ばす方法 まとめ
- 防犯カメラは2.4GHzの周波数を使っている
- 2.4GHzは屋内で25m、屋外で50mほどの通信距離を持つ
- WiFi親機を買い替えても、通信距離は伸びない。
防犯カメラの無線距離が伸ばす方法は2つ。
- WiFi中継器を使って無線距離を伸ばす
- コンセントLAN(PLCアダプター)を利用する
中継器を使うなら2.4GHz専用の中継器を選ぶとトラブル無し。オススメはこちら↓
- Amazonの口コミ件数1000件以上、定番の2.4GHz専用の中継器!
- 5GHz通信を使わないから、防犯カメラとちゃんと繋がる。まさに防犯カメラ用の中継器
- 家庭用コンセントに差すだけでOK。後はWPSボタンで簡単接続。中継器をさらに中継するといった、2台以上を使った通信距離の延長も可能
中継器には家庭用コンセントに繋ぐタイプのもの、LANケーブルを差し込んで使うものなど様々な種類があり、正直、選ぶのにとても苦労します。そこで、2.4GHzの周波数を使う防犯カメラに最適な中継器を選ぶと絶対にコレ。他の中継器を自分で探して購入したい場合、ほんとうに注意して探してほしい。
コンセントLAN(PLCアダプター)を利用するならこれ↓
- 壁に穴を開けることなく、LANポートを増設できるPLCアダプター2台セット
- 1つのPLCアダプターはWiFi親機と有線接続しコントセントに差す。あと1つはLANポートを増設したいコンセントに差すだけ。買って5分でセットアップ完了。すぐに、簡単に使える。
中継器だと延長しきれそうにないほど、防犯カメラと距離がある場合、PLCアダプターを使って解決しましょう。