ポータブル電源と言えば”Jackery”と”EcoFlow”がめちゃくちゃ有名。どちらもAmazonや楽天で売れているものの、JackeryとEcoFlowはどっちが優秀なのか?しっかり比較していこう。そもそもどんな会社なの?という所から徹底比較していくので、ポタ電選びの参考にして貰えると嬉しいにゃ。では早速!
結論から言うと、EcoFlowの方が価格が安く、性能が高い。そのコスパは圧倒的なので私はEcoFlow製のポタ電をおすすめしたい。
JackeryとEcoFlowの会社を比較!どっちが大手?
JackeryもEcoFlowもどちらも中国大手のポータブルメーカー。では具体的にどっちが大きな会社なのか?業界大手なのか?会社を比較してみよう。
結論から言うと、Jackeryの方が老舗で会社の規模も大きい。ただし、後発のEcoFlowのコスパの良い製品の影響により、徐々に立場が追われつつあります。
- Jackeryは創業10年以上の老舗であるものの、EcoFlowは設立5年ちょっとと若い会社。
- Jackeryはポータブル電源専門メーカーで唯一の中国株式市場上場会社。ポータブル電源1本で出資が集まるほど高い人気を獲得。
- Jackeryの方がブランド力はあるものの、後発のEcoFlowが追い上げている状況。中国の精鋭メンバーが創設に携わっており、世界各国のユーザーから出資を集めることに成功中
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項目 | Jackeryの会社概要 |
---|---|
会社名 | 深圳市华宝新能源股份有限公司 |
会社住所 | 深圳市龙华区大浪街道同胜社区 华繁路东侧嘉安达科技工业园厂房七第二、三层 |
資本金 | 9,600万元 中国A株市場へ上場(华宝新能301327.SZ) |
設立 | 2011年7月25日 |
関連会社 | 総資本3億円以上の子会社を2社保有。 |
会社紹介 | 中国で初めてA株市場へ上場に成功したポータブル電源メーカー 世界で初めてリチウム電池搭載のポータブル電源を発売した業界のリーディングカンパニー。 世界累計販売台数200万台突破 254 件の特許 (31 件の発明特許を含む) を取得 2020年以来、Amazonでベストセラー製品 (ベストセラー) に選出 CNET、NYタイムズの年間ベストポータブル電源に選出 ドイツ レッドドット最高賞、ハノーバー産業 (IF) デザイン賞、 国際コンシューマー エレクトロニクス ショー (CES) イノベーション アワードなど、 合計 21 の国際デザイン賞を受賞 |
中国本家公式サイト | https://www.hello-tech.com/(中国語) |
項目 | EcoFlowの会社概要 |
---|---|
会社名 | 深圳市正浩创新科技股份有限公司 |
会社住所 | 深圳市宝安区石岩街道龙腾社区 松白公路北侧方正科技工业园厂房A202 |
資本金 | 44,000万元 |
設立 | 2017年6月26日 |
関連会社 | 総資本10億元以上の子会社を3社保有。 |
会社紹介 | モバイルエネルギー貯蔵とクリーンエネルギーの分野に焦点を当てた、 中国国家ハイテク企業の1つ。 既に200万人以上のユーザーを獲得、製品は100ヵ国以上へ輸出 欧州、日本、米国シリコンバレーに支社有り 320件以上の特許を取得。 RIVER Mobile Power Station、DELTA Maxなど多数展開 創設チームにはDJI、ファーウェイ、ZTEといった中国国策メーカーから参画 2021年9月には海外のクラウドファウンディングで約17億を資金調達、 全世界の化学技術プロジェクト全部門で6位達成 |
中国本家公式サイト | https://www.ecoflow.com/cn(中国語) |
昔はポタ電といえばJackeryだったんだけど、今はEcoFlowがすごく強い。製品の保証面や製品の性能なども比較していこう!
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JackeryとEcoFlowの保証内容、サポート体制を比較!
ポータブル電源はお高い買い物。せっかく購入したのに初期不良品だった。買ってすぐに壊れてしまった。なんてことがあると非常に困る。
どちらの製品も保証期間、返品期間が設定されているものの、サポートスタッフは日本人なのか?中国に返品する必要があるのか?この辺りは知っておきたい。
JackeryとEcoFlowの保証内容・サポート体制を比較すると次の通り。
- 日本での販売はどちらも日本支社が販売窓口。
- JackeryもEcoFlowも日本人スタッフ在中。不具合品の確認・修理も日本人技術者が行うし、カスタマーサービスも日本人なので安心してOK
項目 | Jackery | EcoFlow |
---|---|---|
日本法人 | 株式会社Jackery Japan | EcoFlow Technology Japan株式会社 |
住所 | 東京都港区新橋1-11-2 I/O SHIMBASHI 2F | 東京都江東区南砂二丁目36番11号 プライムタワー東陽町8階 |
設立 | 2019年9月20日 | 2019年4月25日 |
公式サイト | https://www.jackery.jp/ | https://jp.ecoflow.com/ |
担当業務 | Amazon、楽天、公式サイトの販売店舗 日本人のメカニカル技術者在職 日本人のカスタマーサポートスタッフ在中 | Amazon、楽天、公式サイトの販売店舗 日本人のメカニカル技術者在職 日本人のカスタマーサポートスタッフ在中 |
電話番号 | 050-3198-9007 | 050-3138-8158 |
問い合わせ | メールや電話で対応。電話:午前10時〜午後4時 (土日・祝日・夏季休暇、年末年始を除く) | 問い合わせはメールか電話(保証・修理) 対応時間:9:30-17:30 (土曜・日曜・祝日、年末年始を除く) |
保証期間 | 24か月保証(交換対応) 延長保証なら36ヵ月間~最大60ヵ月 | 24か月保証(交換対応) 延長保証対応品なら最大60ヵ月間 |
返品期間 | 30日間 | 30日間 |
日本展開は実は後発のEcoFlowの早く、しかもポタ電の普及にかなり熱意をもって取り組んでいます。
最近では福島県で防災イベントを開催するなど、積極的に啓発活動を実施していました。
イベントではポータブル電源を使って電気ケトルでお湯を沸かし、保存食調理などを実施。”もし東日本大震災当時にポータブル電源を持っていれば、情報収集に必須の携帯電話やラジオの充電、暖を取るための電気毛布の使用などもできるし、冷蔵庫の食料を腐らせて廃棄することもなかった”とイベントの評価は上々だったとのこと。
下記記事より
【中国最強?】EcoFlowの会社の真相に迫る。どこの国のどんな会社か徹底調査!
日本でのポタ電No1のポジションを確立するべく、EcoFlowの頑張りが続いているにゃ。実際、製品の性能と価格を比較してみると、EcoFlowの凄さがよくわかる。
JackeryとEcoFlowのポタ電を比較!コスパが高いのはどっち?
EcoFlowが勢いづいているのはやっぱり圧倒的コスパ。比較してわかる製品の良さ。
JackeryとEcoFlowの人気モデルで、用途が似ているモデルを徹底比較していこう。
定格出力500W Jackery ポータブル電源708とEcoFlow RIVER 2 Maxを比較
まずは電子レンジや電気毛布といった家電製品が動かせる定格出力500Wクラスのポタ電。Jackery ポータブル電源708とEcoFlow RIVER 2 Maxを比較してみよう。
結論から言って、EcoFlowの方が少し値段が高いものの、値段の高さにあった高性能。甲乙つけにくいが、より高性能、扱いやすい機種が欲しいならEcoFlowの勝ち。
- JackeryもEcoFlowも電池容量、定格出力W数はほぼ一緒。ただし、充電時間は圧倒的にEcoFlowの方が早い。
- EcoFlowの方が1.5kgも軽く、天面がフラットなので持ち運びしやすく、保管も簡単。
- EcoFlowの方が1度に使い続けられるW数が多い。500Wの家電製品×2個を同時稼動できちゃう。Jackeryは500W×1、250W×1までしか対応せず。
性能は間違いなくEcoFlowの方が上。値段が安いし、製品寿命はJackeyの6倍。充電時間もめちゃくちゃ早く1時間でフル充電。出力端子の数もW数も高いため、一度に使える家電製品の数が多い。
ちなみに、Jackeyは三元系リチウムイオンバッテリーを搭載しています。
EcoFlowのリン酸鉄系と比べると、危険度が高くなるものの、エネルギー密度が高くなるというメリットを持つ電池。なのでEcoFlowと同じ大きさなのにJackeyの方が電池容量が多い。
私はポータブル電池は圧倒的にリン酸鉄系のポタ電をオススメしています。
複数種類あるリチウムイオンバッテリーの中でも、過去にリチウムイオン電池の発火事例が複数報告されているのは、コバルト系等の危険度の高い種類です。蓄電池は三元系とリン酸鉄系が多く採用されていますが、最近では安全面から特にリン酸鉄系が主流になりつつあります。
リン酸鉄リチウムイオンバッテリーの特徴
リン酸鉄リチウムイオンバッテリーは正極にリン酸鉄リチウムを使用した電池です。
熱安定性が高く、安全性の高いことが特徴です。鉛蓄電池の自己放電率が月に約20%なのに対し、リン酸鉄リチウムイオンバッテリーの自己放電率は月に1%です。長時間放置しても十分な電力が得られます。-25℃の低温下でも使用可能で、活用場所をほとんど問いません。
蓄電池の種類とリン酸鉄リチウムイオンバッテリーについてより
③サイクル(寿命/使用回数)
バッテリーの寿命は充放電を繰り返すことができる回数で表します。例としてrenogy 12v 100AH スマートリン酸鉄リチウム電池は充放電回数が4000サイクルです。実際の使用状況によりますが、おおよそ10年~15年の寿命になります。*4000サイクルのテスト条件:電流50A、環境温度25℃、放電深度80%DOD、4000回充放電行った後、バッテリー容量が元の80%
リチウム電池とは?リン酸鉄リチウム電池の特徴紹介と固有名詞の説明
従来の鉛バッテリーの800~1000回サイクルと比べると、リチウムイオン電池は長寿命のディープサイクルバッテリーと言えます。
EcoFlowのリン酸鉄系リチウムイオンバッテリーの特徴をまとめると、
- よくスマホやモバイルバッテリーが爆発した。と報道されるようなリチウム電池(コバルト)ではなく、安全性が最も高いリン酸鉄系リチウムを採用している。
- 自己放電が月1%程度と非常に小さいため、1回充電して、しばらく放置しても全然使える。車のバッテリー上がり、みたいな感じで勝手に電力が消費されることが限りなく少ない。
- 鉛バッテリーと比べて、充放電回数が4倍~5倍近く耐え、寿命は10年~15年程度。1個買っておけば”もしもの災害時”でもしっかり働く。
Jackeyも特許を多く持っているものの、推測するに三元系リチウム電池関係の特許。リン酸鉄系電池の特許はEcoFlowやBLUETTIに押さえられてしまっていると推測するにゃ。
定格出力1500W以上 Jackery ポータブル電源 1500とEcoFlow DELTA 2を比較
次は一般的な家電製品はすべて使える、定格出力1,500Wクラスのポタ電を比較してみよう。ソーラーパネルとも組み合わせれば1週間の車中泊やキャンプにも耐えられる高性能モデル。
こちらもやはり、EcoFlowの方が圧倒的コスパ。値段も数万円安いし、寿命も非常に長い。1500WクラスでもEcoFlowが勝ちといって良し。
- JackeryよりもEcoFlowの方が値段が安い。
- EcoFlowの方が約4kgも軽いため、持ち運びやすく扱いやすい。
- フル充電にかかる時間はEcoFlowが80分と圧倒的。Jackeryは7.5時間もかかって×
- EcoFlowの方が出力端子の数が多く、出力W数も高い。
Jackeryは良いポータブル電源ブランドでした。が、それはもう昔の話なのかにゃ。EcoFlowも「Jackeryよりも良いポタ電が作れる!」と判断したからこそ、参入してきたのでしょうし、Jackeryが負けるのは仕方がないのかも。
【ガチ勝負】JackeryとEcoFlowの比較結果!
私はJackeryとEcoFlowならEcoFlowのポータブル電源をオススメしたい。
次の記事でも紹介している通り、EcoFlowはかなりしっかりした会社。ブランドも信頼できます。
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【中国最強?】EcoFlowの会社の真相に迫る。どこの国のどんな会社か徹底調査!
EcoFlowのポタ電はJackeryのポタ電よりも安く、製品寿命が長くて安全。軽いため持ち運びしやすく、移動も簡単。充電スピードも明らかな差があるし、出力端子の数も豊富。
Jackeryは「見た目が好き!」と、いう人にはオススメするものの、価格や性能を重視するならEcoFlowと言わざる得ないにゃ!
最後に
JackeryもEcoFlowも時期によってタイムセールや割引クーポンを配布しているため、賢く購入したい人は次のリンクをチェックするといいにゃ!