OANDAはスキャルピングOKではなく、禁止?短時間売買を行った結果、口座凍結になった事例、また口座凍結の条件や規約を解説!スキャルピングによる口座凍結に怯えるぐらいなら別のFX業者を選択するのも1つの手。スキャルピングOKの代替え業者も紹介しているので参考にして貰えると嬉しいですね。
OANDAでスキャルピングした結果、口座が凍結になった事例
OANDAはMT4で自動売買ができる数少ないFX業者。スプレッドも狭めなので手動スキャルピング、またEAを使ったスキャルピングに挑戦するトレーダーも多い。
が、残念ながらOANDAでスキャルピングはグレーゾーン。スキャルピングをした結果、口座凍結されてしまった人を見かけます。
コロナショックのまっさなか連続発注したけど外為ファイネストは安定してた。さすがSTPインターバンク直結。楽天やSBIは死んでたみたいだけど。以前、FXTFやoanda使ってたけど、どっちも微妙だった。特にoandaはスキャルEA動かしてたら勝手に口座凍結されたというw
— べる (@IdbBE9aBY6dFdmi) March 9, 2020
OANDAさん
— EA 研究会 (@EA47911825) December 15, 2020
私 そんなに勝ってません
確かに 勝ちパターンに入ってきましたが、、、
EAエラー格闘6時間の結果
EA凍結食らいました 😿
セミナーでの人体実験中の出来事です pic.twitter.com/Gf72QcowYR
補足:画像に記載ある OrderSendエラー:4112 は「自動売買がサーバーで許可されてない」ことを示す。FX会社側が自動売買ができなくなるよう設定したことを示す。
eaの欠陥というか、弱点が見つかったから改良せねば
— お祈り系専業トレーダー (@okuttayumewomit) March 1, 2021
あとはオアンダ からも口座凍結されても文句言うなよ?的なメールきたから撤退しよう
どうしてOANDAでスキャルピングをすると口座が凍結されてしまうのか?これはFXの取引ルールを定めた規約をチェックすれば理由が分かります。
OANDAはスキャルピング禁止。規約を解説
OANDAはよくある質問ページにて、スキャルピング取引についてこう記述しています。
Q:スキャルピング取引は禁止ですか?
OANDA よくある質問ページより
A:禁止ではございませんが、弊社にてお客様の取引手法に問題があると判断した場合や弊社のカバー先がお客様の取引のカバーを継続することが難しいと判断した場合には、お取引をご遠慮いただく場合がございます。なお、お客様の取引状況、また弊社カバー先のカバー状況、またそのときの相場状況を勘案したのちに弊社にて取引制限を行う場合があるため、具体例を提示することはできかねます。
禁止していないけど、場合によっては取引停止するよ。という回答。スキャルピングは条件付きでOKと取れるものの、不安は残る文面です。
次にOANDAの「店頭デリバティブ取引に関わるご注意(PDF)」よりスキャルピングと関係がある禁止行為を抜き出すと次の通り。特に影響がある文面は赤字で表記。
第9条 (禁止行為)
OANDAの「店頭デリバティブ取引に関わるご注意(PDF)」より
お客様は、次の各号に定める行為を行ってはならないことに予め承諾するものとします。
(2) 極めて短時間に機械的に反復して本取引を行う行為
(3) 取引の如何に関わらず本取引システム又は本取引システムの運用に対して過大に負荷を強いる
行為
(5) 本取引システムの欠陥、脆弱性、当社又はお客様の通信機器、通信回線、システム機器等若し
くはインターネットの脆弱性、インターバンク市場等の混乱等を利用して不当に利益を得よう
とする行為
(6) 配信価格、スワップ率、金利・配当調整額、レイテンシー等、当社取引システム間の差異を利
用した裁定取引を行う行為
(9) 前各号のほか、当社とお客様または他のお客様との円滑な取引に支障をきたす行為
2.前項の禁止行為が行われた場合、また過去に該当する行為が行われたことを当社が確認した場合、当社
は事前の通告なく当該口座を凍結し、過去に遡り約定を取り消すことができるものとします。これによ
り不足金が発生した場合、お客様は当社に対して、不足額に相当する金銭を直ちに支払うものとしま
す。また、当該取引により当社が損害を被った場合は、お客様は当該損害に対し損害賠償を行わなけれ
ばならいものとします。なお、当社は、当該取引の無効にした結果、お客さまに損害が生じた場合に
も、当社は免責されるものとします。
なかなかスキャルピングに対し、厳しい取り決めが多数記述されています。
スキャルピングは短時間で繰り返し行う取引なため(2)に該当する可能性があり、システムにも負荷を掛けやすいため(3)にも該当ことも。さらに言えば経済指標発表時の乱高下を利用したスキャルピングは(5)にあるよう禁止されています。
禁止行為に該当すると判断されてしまった場合、事前通告無しで口座を凍結。さらに過去の取引分まで無かったことにされてしまいます。がっつり稼いでいた利益が無かったことにされると非常に痛い。
各FX業者のスキャルピングOK、禁止情報まとめ
スキャルピングに対し、厳しい態度を取っているのはOANDAだけではありません。スキャルピング候補としてよく名前があがるFX業者のスキャルピング禁止、OK情報をまとめると次の通り。(秒スキャ含む)
FX業者 | スキャルピング(秒スキャ含む) | 備考 |
ヒロセ通商 | OK | 数少ないスキャOK業者 |
JFX | OK | 数少ないスキャOK業者 |
FXTF | 条件付きで禁止 | 口座凍結報告有り |
DMM FX | 禁止 | 口座凍結報告有り、取引無効化 |
楽天FX | 禁止 | 口座凍結報告有り |
SBI FX | 条件付きで禁止 | 口座凍結報告有り |
外為どっとコム | 条件付きで禁止 | 口座凍結報告有り |
YJFX | 条件付きで禁止 | 口座凍結報告有り |
みんなのFX | 条件付きで禁止 | 口座凍結報告有り |
OANDA | 条件付きで禁止 | 口座凍結報告有り |
GMOクリック証券 | 条件付きで禁止 | 口座凍結報告有り |
完全にスキャルピングOKのFX業者はヒロセ通商とJFX のみ。 JFX は ヒロセ通商 の子会社なので取引コスト、取引環境はほぼ同じ。ただし、取引できる通貨ペアの種類が ヒロセ通商 54種類に対し、 JFX は26種類と少ない。
ヒロセ通商 の方が古くからある老舗FX業者ということもあり、ヒロセ通商の方が知名度も高く、使っているスキャルパーの数も多い。スキャルピングによる口座凍結の心配も無いため、スキャルピングするなら ヒロセ通商 がオススメ。
下記リンクより、ヒロセ通商がスキャルピングに向いている理由など、各種紹介しているので参考にして貰えると嬉しいですね。