無線LAN(WiFi)を使った防犯カメラって映像を盗み見されたり、盗聴されたりするリスクがあるのでは?という質問を多く頂きます。都度、危険ではないよ!と、相談に乗っていたものの、数が多いのでしっかり記事を作成し、無線防犯カメラが危険という嘘について徹底的に暴いていくにゃ!
無線LAN(WiFi)の防犯カメラは危険と言われているらしい
「防犯カメラ 無線 危険」というキーワードで検索してみると、”無線式の防犯カメラはセキュリティ上問題を抱えている”という記事が多くヒットします。
無線LANを使用してネットワークカメラを使っている場合や、ネットワークカメラに接続されたハブに第三者がアクセスできる場合には、他のIT機器同様、通信内容を盗聴されたり、改ざんされたりするリスクがあります。 また、単に通信内容が盗聴されるだけではなく、映像データやパスワードなどの情報が外部に漏えいすることもあります。
NTT東日本 押さえておくべきネットワークカメラのセキュリティ対策とは?より
有線に比べ、無線で防犯カメラシステムを構築すると配線工事が簡略化され工事金額の低価格化や、配線の取り回しが無い分見た目にもスッキリするというメリットがあります。
しかし無線化するということは、映像を電波に変換し送信するということになるので、内容によっては途中で傍受(盗聴)され、第三者に映像を見られてしまう可能性があるということにもなります。
無線式防犯カメラの危険性について
wifiジャマ―という装置の存在
屋外にWi-Fi(ワイヤレス)で防犯カメラを設置する危険性
wifiジャマ―
秋葉原などで簡単に買えるジャミング装置(電波妨害装置)というものがあります。1万円~5万円程度で販売されています。
例えば、企業の研究所や試験のカンニング防止などに使われているのですが、当然wifiの防犯カメラもこの影響を受けます。狡猾な泥棒は、このジャマ―を使い、半径2、30mの一帯を携帯もWi-Fiもブルートゥースも使えなくした状態で犯行に及びます。
もちろん違法です。
当然防犯カメラには映像は一切残っていません。
私が調べる限り、無線の防犯カメラが危険と言われる理由は2つ。
- 通信内容を傍受され、映像が盗み見られる可能性がある。
- WiFiを遮断することで防犯カメラが無力化される
こういう記事を見ると、防犯カメラの取り付けは止めようかな。もし取り付けするとしても、専門の業者やプロに依頼しようかな・・。なんて思ってしまいますよね。でも、大丈夫。ちゃんとインターネットに詳しい人は無線式の防犯カメラは安全だと知っているため、費用を安く押さえるために自分で取り付けしています。私もその一人。
関連記事:【DIY】防犯カメラを屋外に自分で設置する方法まとめ!工事不要のおすすめ手法とは?
防犯カメラDIY pic.twitter.com/GqEDIgVmlH
— 🐴ユーキ (@yuuki_20r1) September 3, 2022
インターホン&防犯カメラも無事完了❗
— UJ☆ (@UJ77601362) May 1, 2021
モールでやるよりこっちの方が綺麗でしょ👍
お客さんも柱が綺麗になった🤩って喜んでくれました😊#電気工事#マスプロ#DIY pic.twitter.com/DrddYXVk0U
しょーもないやつがいるので防犯カメラつけました😤
— たちまちDIY 大家2年目12戸 (@yslegend0210) October 31, 2022
DIYで取り付けも簡単に出来ました😝 pic.twitter.com/JMNLfK4jJ6
生産年齢人口の減少、労働の需給ギャップの拡大→職人不足を憂慮して、DIY領域を少しづつ拡大しています。
— 関田タカシ (@takashi_sekita) August 18, 2022
(防犯カメラセルフ設置完遂) pic.twitter.com/csfFUoNCLS
防犯カメラ設置完了❣️
— しんごっち (@LegendO52) November 24, 2020
アウトレットボックスが
配線でパンパンになっちまった😂
センサーライトは夜の現場で使える
かもしれんから再利用する❤️#第二種電気工事士#DIY pic.twitter.com/HIyK2n8Bhz
DIYで防犯カメラつけた🎥(・∀・) pic.twitter.com/fVHJ6g5CzQ
— TERU☀ (@teru_3505) March 5, 2022
家に防犯カメラをつけました。
— 『日本のロックを聴け』オクダ (@jp69rock) December 18, 2021
当然DIYです。 pic.twitter.com/e0p3soqsen
なので、昨日の昼から🎣に行かず防犯カメラをDIYで取り付けた😅 pic.twitter.com/kEkazGWw6B
— bouz13 (@bouz130414) May 26, 2019
無線LAN(WiFi)の防犯カメラは危険と言えば取付・販売業者が儲かる
なんで無線LAN(WiFi)の防犯カメラは危険と言われているのか?
それは“危険だと周知した方がDIYで防犯カメラを取り付ける人が減り、専門の取り付け業者が儲かるから”です。実際、さきほど紹介した無線式防犯カメラは危険だという記事を書いている人たちは全て”防犯カメラ設置業者”、また高価な防犯カメラを販売したい業者です。
例えば最初の”通信内容を盗聴されたり、改ざんされたりするリスク”があると言っているNTT東日本 押さえておくべきネットワークカメラのセキュリティ対策とは?では結局、自社の取扱商品であるギガらくカメラの販売につなげるための記事構成になっています。
しかもこのギガらくカメラ。最低でも月額3,300円の2年契約(総支払79,200円)。中途解約したら5,500円の違約金という超ぼったくり価格。
NTT東日本でさえ、1万円以下で購入&設置可能な無線式防犯カメラは危険だと煽り、自社の高額商品を紹介していると読み取れる内容です。
無線式防犯カメラは電源さえ準備できれば素人でも簡単に設置できます。それが広まると自分たちの仕事が減ってしまう。だから危険ということにしておこう。という流れが見え見えだにゃ。
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無線LAN(WiFi)の防犯カメラが危険ではない理由について
では、なぜ無線LAN(WiFi)式防犯カメラは危険ではないのか?業者の言い分に反論し、安全な理由について解説していきたいと思います。
通信が傍受される心配を気にしてたらWiFiそのものが使えない。
「無線式防犯カメラは傍受されるから危険」という人たちの言う内容を図解すると次の通り。
暗号化されたWiFiルーターと防犯カメラの通信を解読し、映像化データを手持ちの端末で視聴する。確かに、これが泥棒に実施可能なら脅威です。
でも、こんなことできる泥棒がそこらにいるはずがありません。そもそも、コレができれば泥棒せずとも飯が食える超天才ハッカー。わざわざ一般家庭の防犯カメラの映像を盗み見する必要が全くありません。
仮に真っ当に働けない理由があり、泥棒として生きていく必要しかない場合でも、コレができるなら、泥棒のターゲットは防犯カメラでなく、スマホやノートパソコンの通信を傍受します。
防犯カメラの映像データよりも、スマホやノートパソコンから送信される文章データの方が容量が圧倒的に少なく、色や音声データがない分、非常にシンプル。どう考えても防犯カメラの映像データを傍受するよりも、スマホやノートパソコンの通信内容を傍受する方が簡単。
無線式防犯カメラが泥棒にのぞき見されるって、普通にありえません。これを気にするなら、WiFiを使ってスマホやノートパソコンなんて使えないよ。そもそも、そこらの泥棒に傍受できる通信方式であれば普及しないにゃ。通信方式の暗号化の話は専門的すぎるので割愛するけど、無線式防犯カメラ=危険ってほんと吹聴しすぎ。
WiFiジャマ―があっても映像はSDカードに残る
WiFiジャマーと呼ばれる付近一帯のWiFiを無効化する機械は確かに販売されています。
※通信抑止装置を無線局の免許を受けずに設置し、運用した場合には、1年以下の懲役又は100万円以下の罰金
もともとは資格試験のカンニング対策、映画館などでの携帯電話使用禁止区域の設定で使われてる機器ですが、犯罪に悪用している人もいるようです。実際、WiFiジャマーは無線式防犯カメラにも影響を及ぼします。
ただし、影響を及ぼすと言っても、無線式防犯カメラで撮影している映像をスマホやパソコンで視聴できなくなるだけ。防犯カメラの録画状態は止まりません。もしWiFiジャマーを使って窃盗などが行われても、防犯カメラ内のSDカードの映像を利用し、警察への証拠提出、犯人の特定は可能です。
実際、私が使っている防犯カメラは無線が停止してしまっても、16GBのSDカードなら約60時間、128GBのSDカードなら240時間分の映像が残ります。
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またWiFiジャマーを使うと犯行時刻が特定されてしまうという、犯人側に大きなデメリットがあります。
無線機(WiFi親機)といった通信機器にはシステムログやトラフィック統計といった記録が残っています。(閲覧Webページや検索語句といった個人情報記録は残りません)WiFiジャマーを動作させると、このログがぱったり途絶えるため、犯行時刻の推定に役立ちます。
もちろん、WiFiジャマーの影響は近隣の住宅にも及ぶため、近隣住人への事情聴取時「携帯といった通信機器が使えなくなった時間帯があった」という証言が出てくるかもしれません。
WiFiジャマーを使えば無線式防犯カメラを無効化し、窃盗や犯罪が簡単に行える。なんてことはありません。無線式防犯カメラはちゃんと防犯に役立つ優秀なカメラですよ!
無線式防犯カメラを購入するなら日本メーカー製をオススメしたい
最近は中国メーカーの安い無線式防犯カメラがAmazonや楽天市場で多く見かけます。
が、さすがに中国メーカーのカメラは正直オススメしない。と、いうのも中国の防犯カメラは中国政府の方針なのかセキュリティに不安が残ります。
格安の中国製「防犯カメラ」にバックドア 検査なくネット通販で世界に輸出
ロイターのニュースより https://jp.reuters.com/article/idJP00093300_20180809_01020180809
韓国日報の取材に応じた、同国映像セキュリティ企業の関係者によると、中国のインターネットサイトはもちろん、世界大手動画共有サイト「YouTube」でも密かに抜き取った各国の防犯カメラ映像を容易に探すことができるという。さらに、通信機器を越えて中国製防犯カメラにおけるバックドア問題が深刻な水準に達したと警告している
中国で増える家庭用カメラトラブル 日本のカメラを「のぞき見」事件も
Yahooニュースより https://news.yahoo.co.jp/articles/4a68e9897806fc84f6e2406e7490e634cf3d1d9e
安価なカメラの中には、アクセス防止機能もなく、パスワード設定も簡易なものが多い。昨年4月、北京市第3中級人民法院(日本の地方裁判所に相当)で明らかになった刑事裁判は市民に驚きを与えた。被告は自分で開発したアプリで中国、日本、韓国など国内外のカメラ18万台にアクセスし、画像が見られる状態にしていた。
調べれば中国製防犯カメラの危険性は他にもまだまだ出てきます。多少高くても買うなら安心できる日本の防犯カメラを購入したいにゃ。そんな時に唯一候補になるのが日本の㈱塚本無線製の防犯カメラ!
日本の防犯カメラメーカー塚本無線ってどんな会社なのか?詳細は次の記事で紹介しているので良ければチェックして欲しいにゃ!
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